第2回 Web写真展 クリスマスのあれこれ

※本ページに掲載された「小原・堀田写真コレクション」の著作権は全て昭和音楽大学に帰属します。
 貸出も行っておりますので、ご利用になりたい場合はこちらをご覧ください。⇒小原・堀田写真コレクション
 なお、画像の不正使用(無断での転載、画像保存、SNSでの投稿等)はおやめください。
※本ページに掲載された写真の肖像権については、デジタルアーカイブ学会による「肖像権ガイドライン」
(2021年4月公開、2023年4月補訂)に準拠しています。
 
 今年もクリスマスが近づいてきました。テアトロ・ジーリオ・ショウワ(本学ホール)の前には煌びやかなイルミネーションが、学内にはクリスマスツリーが出現し、気分はすっかりクリスマスです。「小原・堀田写真コレクション」第2回Web展示企画として、クリスマスに関係したオペラやバレエ等をご紹介します。
 

(1) 出会う — オペラ「ラ・ボエーム」(ジャコモ・プッチーニ作曲) 


 プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」は、詩人のロドルフォとお針子のミミがクリスマス・イヴに出会うところから物語が始まります。1934年6月、藤原歌劇団第1回旗揚げ公演は、この「ラ・ボエーム」でした。以後、藤原歌劇団では、現在まで繰り返し上演されてきました。
 
1934年6月7・8日
藤原歌劇団第1回公演
日比谷公会堂
指揮:篠原正雄 演出:藤原義江、松山芳野里
管弦楽:新交響楽団 合唱:(特別編成)
撮影/小原敬司
(8055.25)
      
 原版の経年劣化の為、見苦しいところがあります。
1975年5月30日、6月2・5・7・10・13日
メトロポリタン・オペラ1975年日本公演
NHKホール、東京文化会館大ホール、
大阪フェスティバルホール
指揮:レイフ・セーガースタム
管弦楽:メトロポリタン・オペラ管弦楽団
合唱:メトロポリタン・オペラ合唱団
バレエ:メトロポリタン・オペラバレエ団
撮影/堀田正實
(HT-000683)

      
 
 

(2) 別れる ― オペラ「ウェルテル」(ジュール・マスネ作曲)


 ある夏の日、ウェルテルは大法官の娘シャルロットに出会い恋をしますが、シャルロットには婚約者がいました。悩み苦しむウェルテルは、クリスマス・イヴの夜に自ら死を選びます。死の直前、シャルロットと想いが通じ合い、穏やかに息絶えていくのでした。「ウェルテル」の日本初演は1955年10月、ピア・タシナーリ フェルッチョ・タリアビーニ来日記念公演になります。
 
1955年10月26~28日
ピア・タシナーリ フェルッチョ・タリアビーニ来日記念公演
産経ホール
音楽指揮:ニコラ・ルッチ
演出:フェルッチョ・タリアビーニ、青山圭男
合唱:ビクター児童合唱団
撮影/堀田正實
(B5701-42)

1980年11月21~23日
二期会オペラ公演
日生劇場
総監督:中山悌一 指揮:小林研一郎
演出:栗山昌良 管弦楽:東京交響楽団
合唱:二期会合唱団、杉並児童合唱団
撮影/堀田正實
(HT-001299)
 
 

(3) 食べる ― オペラ「ロング・クリスマス・ディナー」(パウル・ヒンデミット作曲)


 アメリカの田舎町、クリスマス・ディナーのテーブルを囲む3世代にわたる一家の物語です。ヒンデミットの晩年の作品で、テーブルは変わらず周りの人々だけが時と共に変わっていくという、1幕物、上演時間約50分の珍しいオペラです。
 
1969年12月15~17日
東京室内歌劇場第一期公演2
第一生命ホール
指揮:北村協一 演出:栗山昌良
演奏:徳丸聡子
撮影/堀田正實
(HT-001054)

 

(4) 踊る ― バレエ「くるみ割り人形」(ピョートル・チャイコフスキー作曲) 


 クリスマス・イヴのパーティーで、クララ(マリーの場合も)は名付け親のドロッセルマイヤーさんからくるみ割り人形をプレゼントされます。あまりにも有名なこのクリスマス・バレエですが、初演は1892年12月18日、サンクトペテルブルグのマリインスキー劇場でした。日本でも、毎年12月になると沢山上演されています。
 
1977年7月28・31日、8月3~5・11・13・15~16・18~19・21・23~24日
国立ウクライナ・キエフ・バレエ団
1977年日本公演 くるみ割り人形 全2幕
東京文化会館、神奈川県民ホール、大阪フェスティバルホール、京都会館第1ホール、和歌山県民文化会館、新潟県民会館、千葉県文化会館、宮城県民会館、八戸公会堂、北海道厚生年金会館、岩手県民会館、福島県文化センター
芸術監督:ゲンリフ・マイオロフ
指揮:ステファン・トゥルチャク、
オレグ・リャボフ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
撮影/堀田正實
(OPAC未公開)


 
 
1968年12月11日
東京バレエ劇場第6回公演 「くるみ割り人形」全幕
厚生年金ホール
演出・振付:ロイ・トバイアス 指揮:福田一雄
管弦楽:東京交響楽団 合唱:東京少年合唱団
撮影/小原敬司
(OPAC未公開)

 

(5) 歌う ― オラトリオ「メサイア」(ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作曲) 


 「ハレルヤ・コーラス」で有名なヘンデルの「メサイア」は、作曲当初はイースター前の四旬節に演奏されていましたが、19世紀半ばになると、イギリス・アメリカではクリスマス・シーズンに演奏されるようになりました。この流れを汲み、日本でもクリスマス・シーズンのイベントの一つとして定着し、今日に至っています。本学でも、1976年の第1回以来、毎年12月に公演を行っています。
 
1968年10月30日
ベルリン聖ヘドヴィヒ大聖堂合唱団、
ボン・ベートーヴェンホール交響楽団演奏会
東京文化会館
指揮:フォルカー・ヴァンゲンハイム
合唱指揮:アントン・リッペ
独唱:(S)ギーベル (A)テッパー
(T)ケステレン (B)大橋国一
撮影/堀田正實
(OPAC未公開)

1978年12月15・16日
第3回 東成学園「メサイア」
厚木市文化会館、日比谷公会堂
指揮:杉浦正一
独唱:(S)佐藤実香、菅原啓
(M)柳沢悦子、兎束紗枝
(T)中山文雄、入江進
(B)大島幾雄
撮影/堀田正實
(M0001-20)
 
 
<参考文献>
日本オペラ振興会編(1986)『日本のオペラ史』日本オペラ振興会
増井敬二著,昭和音楽大学オペラ研究所編(2003)『日本オペラ史 上』水曜社
関根礼子著,昭和音楽大学オペラ研究所編(2011)『日本オペラ史 下』水曜社
江上優子(財団法人日本オペラ振興会)編(2005)『藤原歌劇団創立70周年記念誌(1934年6月〜2005年2月)』財団法人日本オペラ振興会
「二期会50年史」編集委員会(2003)『二期会創立50周年記念 二期会史(1952~2002)』二期会
東成学園80年史編纂委員会(2021)『東成学園80年史』東成学園
土田英三郎ゼミ有志論集編集委員会編(2020)『音楽を通して世界を考える : 東京藝術大学音楽学部楽理科土田英三郎ゼミ有志論集』東京藝術大学出版会
 
1348